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実車になったバットモービル

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バットマンをより魅力的に変えたガジェット

TVシリーズバットマン

TVシリーズのバットマンは、日本でも1966年に放映。中でも劇中に登場するバットマンカーの未来的なかっこよさに当時チビッコたちはしびれまくったのである。『バットマン』は鳴り物入りで放送が開始されるが、その裏番組には日本のTV史に歴史を刻んだ『ウルトラQ』がやってきたために、視聴率的にはかなりの苦戦を強いられ、枠移動を余儀なくされるが、マーチャンとしては堅調な展開を見せ、多くの日本独自アイテムが発売されている。余談ではあるがフジテレビで放送された際のタイトルは『バットマン』が正式なもので、巷で言われている『怪鳥人間バットマン』は東京12チャンネルでの放送タイトルである。

リンカーン・フューチュラというクルマ

サンプル画像

バットモービルのベース車両となったのリンカーン・フューチュラという1955年のモトラマ(モーターショーのようなイベント)で
発表されたコンセプトカーである。当時のコンセプトカーはショーの展示が終わると不要のものになり、好事家に譲られるだけではなく、
廃棄処分となることも少なくなかった。フューチュラも例外ではなかったのだが、幸いハリウッドに委譲されることになった。そして
1959年の映画「It Started With A Kiss」に使用される。

モトラマから10年を経た1965年、役目を終えたフューチュラはカスタムカーの大御所ジョージ・バリスの手に渡る。
そこで1966年に放映されるバットマンカーへと改造されることとなる。
このTV版バットマンカーの登場に『バットマン』の名は飛躍的に広まり、キャラクターとしてのバットマンとは気っても切れないアイテム
となったのだ。

リンカーン・フューチュラの商品展開

パターンB

リンカーン・フューチュラはその特異なフォルムから人気も高く、レベルからプラモデルなども発売されている。また、バットマンカーの版権がクリアーにならない1990年代には、ジョニー・ライトニングからミニカーも発売されている。

レベルのキット

幻のバットモービル

幻のバットモービル

TVドラマ『バットマン』の製作開始にあたり、エグゼクティブプロデユーサーのウィリアム・ドジャー(William Dozier)と原作者のボブ・ケインは、ゼネラルモータースを訪れる。 そこでコルベット・スティングレイのC2をベースにしたバットモービルが検討されたということらしい。ちなみにボンネットに腰かけているのは最終的にGMのデザイン担当副社長を勤めたチャールズ・ジョーダン。この一枚の写真については今後の研究が待たれるところ。

ミニカーのフューチュラ

リンカーン・フューチュラはジョニーライトニングから約1/64スケールで商品化されている。モトラマ出品時の白、映画版の赤、
そしてバットマンカーをイメージしたブラックの三色が発売されている。
2012年にマテルのホットウィールの「Hot Wheels Boulevard」シリーズで再び商品化されている。

ミニカー版のリンカーン・フューチュラ

ジョニーライトニング版ミニカー

JL版

ホットウィール版

HW版

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